【完】優しい彼の温もりに包まれて

「今西先生…」


後ろに居たのは瑠夏の副担任の今西先生


「瑠夏の病室は何処かしら?」


今、連れて行って良いのだろうか?


「千絵さん、着替えとかありますか?」


「あるけど?」


「とりあえず持って来て下さい。お願いします」


不思議そうな顔をする千絵さん


でも、すぐに着替えを取りに行ってくれた


「瑠夏に何かあった?」


心配そうに聞いて来る今西先生


「とりあえず中に入ってみて下さい。そしたら分かりますから…」


俺はドアを開けた


「瑠夏!?どうしたの?そんなに濡れちゃって…」


「今西先生、ごめんなさい」


座ったまま動こうとしない瑠夏


それを見て今西先生は駆け寄り瑠夏の目線に合わせた