「ど…して?こんなことするの?」


いきなりのことで戸惑ってるあたし


「俺、瑠夏が好きだから」


……ウソ?


「あたし、まだ良く分からないよ…」


これは本当のこと。


その前に愛情がなにか分からないの


「分かってる。返事は待ってるから。」


ポンポンとあたしの頭を撫でる


「ただいま。買ってきたよ~。」


テンションが高い捺稀が戻って来た


「あっ、ありがとう」


あたしも丈瑠も何もなかったように振る舞う


「何かあった?」


テンションの高かった捺稀の表情がパッと変わった


「泣きそうな顔してるから」


丈瑠とのことはバレてないようだ


「大丈夫だよ」


----トントン


「どうぞ~」


またあたしの代わりに捺稀が返事をしてくれた