「あんたって子は!!私はせっかく心配してあげてるのに」


もう一度叩かれると思った時…


「実頼、やめなさい。此処は病院で瑠夏は病人なんだ」


お父さんが止めに入ってくれた


「お母さん、出て行ってよ…」


あたしは冷たく吐き捨てた


お母さんはぶつぶつ文句を言いながらも出て行った


「瑠夏…?」


心配そうに見ている捺稀


「ごめんね?びっくりしたでしょ…?」


「初めて瑠夏を見た時から思ってたんだけど…元気がない理由って親子関係もある?」


……さすが捺稀さん。


良く見てますね


あたしは小さく頷いた


「深くは聞かないから。喉渇いたでしょ?何か飲む?」


「お茶飲みたい」


あたし、今はお茶しか飲めない


てか、お茶しか飲みたくない