【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠が前に乗って捺稀が後ろに乗れ」


多川に言われた通り車に乗り込む


「捺稀、ごめんな。急に呼び出して…」


運転しながら謝る多川


「良いんです。瑠夏、どうしたんですか?」


「階段を踏み外して落ちたみたいだ。ついでに顔色も悪いから病院に行ってみた方が良いそうだ」


俺の代わりに状況を説明する


車を停めたのは学校の近くの総合病院


「お前達は此処にいろ」


多川は瑠夏を背負い何処かに行ってしまった


俺達は何も話せないでいた


すると多川が戻って来た


「先生、瑠夏は?」


心配そうに聞く捺稀。


「しばらく入院らしい。丈瑠、瑠夏の両親に連絡出来るか?」


俺は小さく頷き忠弘さんに連絡して事情を話して電話を切った


「瑠夏はな、6階の1番奥の個室にいる」


俺達は瑠夏の元へと向かった