【完】優しい彼の温もりに包まれて

俺は急いで瑠夏のところへ行く


「丈瑠!?何があった?」


やって来たのは多川。


「瑠夏が階段から落ちた」


「なんか鈍い音がしたから来てみたら…とりあえず保健室に連れて行こう」


多川は瑠夏を背負い保健室へ向かった


気になるので俺もついて行く


だけど保健室の中には入っていけないような気がした


多川が来るまで待っておこう


しばらくすると多川が出て来た


「今から近くの病院に行くけどお前はどうする?」


「瑠夏、どこか悪いんですか?」


「いや、念のために病院に行くだけだ」


俺がついて行って良いのだろうか?


「先生…」


「どうした?」


「俺がついて行っても良いのかな?」


「お前にしては弱気だな」


瑠夏が階段から落ちたのは俺が原因だから…