【完】優しい彼の温もりに包まれて

本当は瑠夏のとこに行きたいんだけど今の俺じゃ無理だな


仕方ない……。


アイツに頼むか。


----ガラガラ


ゆっくりと教室のドアを開き中へ入る


自習なのかみんな賑やかで俺の存在には気付かない


「丈瑠、早かったじゃん。瑠夏ちゃん大丈夫なのか?」


「いや、瑠夏のとこには行ってない。今の俺じゃ無理だからお前が行って来てくれ」


俺が頼み事をしたのが珍しかったのか圭輔は目を見開いている


「俺に頼み事するなんて珍しいじゃん。しょうがないから捺稀に聞いてから行ってみるよ」


圭輔は携帯を弄りながら出て行った


「はぁ…」


ため息した出ない


とりあえず寝よう


何も考えたくなくて寝ることにした