【完】優しい彼の温もりに包まれて

丈瑠Side


瑠夏の様子がおかしかったから屋上に連れて行って話しを聞いてあげようと思った


……なのに。


藤室に捕まってしまってその場を動けなくなってしまった


瑠夏が逃げようとしてたから咄嗟に腕を掴んだけど逃げて何処かへ行ってしまった


「あ~ぁ。行っちゃったね?」


追いかけようとしても足が出ない


瑠夏が走って行ったのを見るしか出来なかった


藤室は楽しそうに瑠夏が走って行くのを見ている


「お前、瑠夏をあんな風にさせたくてわざとしただろ?」


「エヘッ。バレた?」


コイツの考えおかしい


「だって、瑠夏の反応見てると面白いんだもん」


不気味な笑顔を振り撒きながら去って行った