「瑠夏、大丈夫。あたしは此処に居る」


捺稀は瑠夏を抱きしめる


「丈瑠君、圭輔…一旦部屋から出て?」


捺稀に言われたら出るしかないな


「圭輔出るぞ」


俺は圭輔の手を引き部屋から出た


「あら、2人ともどうしたの?」


「捺稀に追い出された」


「瑠夏ちゃんに何かしたんでしょ?」

「圭輔と言い争いになっ
た」


俺は外を眺めながら説明した


「瑠夏ちゃんは病人なんだから考えなさいよ」


母さんに怒られるとは…


「光莉さん…瑠夏のタオル替えてもらっても良いですか?」


しばらくして瑠夏が居る部屋から捺稀が出て来た


「捺稀ちゃん頼んでごめんね」


「良いんです。この2人が言い争いしなければもう少し落ち着いてたと思うんですけどね」


捺稀は俺達を睨んだ