【完】優しい彼の温もりに包まれて

「いつ、確信がついたんだ?」


「俺が初めて瑠夏ちゃんを見た日。あの時のお前が瑠夏ちゃんを見る目は俺と同じだったから」


…意味が分からねぇ。


「愛しいと思ったりしないか?」


確かにそれはあるな


「瑠夏ちゃんが居るとお前らしいもんな」


俺らしい…?


「お前、めったに笑わないから…あんなに優しいお前は初めて見たな」


確かに優しくしたのは瑠夏が初めてだ


あんなに優しい子は居ないから


瑠夏は優しすぎるんだ


俺が笑ったのだってアイツが初めて。


隣に居れば居るほど瑠夏に惹かれていく


俺の隣で笑ってて欲しい


安心させてあげたい


そう思ったのに…


アイツの出現で少しずつ変わっていくんだ