【完】優しい彼の温もりに包まれて

「良いとこじゃん。」


景色を見ながら呟く丈瑠


「丈瑠のとこに比べたら田舎の方だよ」


住んでる地域はは賑やかな場所なんだけどあたしの家は山の中にある


だからバス停までが遠いんだ


ゆっくり喋りながら家へと帰る


「あたしん家此処なんだ」


小さい2階建ての家


「バスの時間まで時間あるから上がっていったら?」


「良いのか?電話で話したけど親父さんと話してみたいしな」


「うん。多分、お父さんはすぐに帰って来るよ」


あたしは開けたくないけど玄関のドアに手を掛けた


「ただいま」


-----ドタドタ


「瑠夏!!あんた今まで何処行ってたの??」


眉間にシワのよったお母さんが出て来た