【完】優しい彼の温もりに包まれて

「あっ、はい。山岸瑠夏です。」


軽く自己紹介をする


「瑠夏ちゃんね。良かった、名前聞けて。君は?」


末岡さんは丈瑠に問い掛けた


「小野寺丈瑠です。よろしくお願いします。」


「丈瑠って呼んでも大丈夫?」


「あっ、はい。どうぞ」


「俺、末岡郁弥。よろしくな」


3人で他愛のない話しをしてバスを降りる


「瑠夏ん家ってどの辺?」


バス停で休憩してる間に丈瑠君が聞く


「此処から上らなきゃいけないんだ」


あたしは坂道を指差す


「結構、遠いんだな。」


「この辺りって来たことある?」


「いや、来たことない」


初めてなんだね…


「とりあえず、行こ」


荷物を持ち足を進める