【完】優しい彼の温もりに包まれて

「もう、そんな時間?朝から手伝わせてごめんね。いってらっしゃい」


光莉さんは一旦洗い物を中断して見送ってくれた


「丈瑠、学校終わって帰って来たら瑠夏ちゃん送って行きなさい」


「あぁ、分かった」


あら…あたしてっきり“なんで俺が?”なんて言うと思ってたわ。


あっさり承諾してるし…


「お姉ちゃん、抱っこ!!」


「沙穂は瑠夏ちゃんにベッタリね」


うふふっと笑う光莉さん


「早く行かなきゃ遅れるよ」


圭輔君も居たんだね


光莉さんの手伝いをしてたから気付かなかった


それから沙穂ちゃんを保育園に送り普通に授業を聞き休み時間は捺稀とお喋りをしてたら…


あっという間に放課後。


帰りたくないけど帰らなきゃ…