【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏…?」


髪の毛を乾かしながら丈瑠君がやって来た


なんか雰囲気が違うような…


「沙穂、起きたんだな」


丈瑠君が抱こうとするけどあたしから離れようとしない


「丈瑠、そのままにしとけよ。」


声が聞こえた方向を向いてみると優一さんが立っていた


「沙穂が嫌がってるんだ。したいようにさせなさい」


丈瑠君は少し困った表情をした


「しかし、驚いたな。沙穂がこんなに気に入ってる人って初めてだったから」


沙穂ちゃんの頭を撫でながらいう優一さん


「沙穂は人見知りするからな。気に入る人なんて数えるくらいしか居ないのに…」


丈瑠君も驚きを隠せないようだ


「沙穂ちゃん、寝ようか?」


あたしは沙穂ちゃんに問い掛ける