【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お帰りなさい。お疲れ様です」


「まだ名前教えてなかったから自己紹介してあげて?」


光莉さんは荷物を片付けながら言っていた


「あぁ…俺は小野寺優一。よろしくな」


優一さんはニコッと微笑んでくれた


その笑った顔が丈瑠君とそっくりだった


「よろしくお願いします」


2人とも優しそう


「瑠夏お姉ちゃーん!!どこー?」


遠くであたしの名前を呼ぶ沙穂ちゃん


「あら、沙穂が起きたかしら。瑠夏ちゃん見に行ってくれる?」


あたしは小さく頷き沙穂ちゃんのところへ行く


「お姉ちゃん…居たっ」


あたしを見付けると笑顔で飛び付いて来た


「沙穂ちゃん、起きたんだ」


「寂しいんだもん」


あたしは沙穂ちゃんを抱き上げて再び寝かしつける