【完】優しい彼の温もりに包まれて

「沙穂も瑠夏には甘えるんだな」


「だって、お姉ちゃん優しいんだもん」


プイッとそっぽを向いた沙穂ちゃん


「瑠夏、ごめんな?」


「良いよ。沙穂ちゃんもたまには甘えたいよね」


あたしがいうと顔を埋めた


「さっきの人って誰なんだ?」


「あぁ、あの人はバイトの先輩なの。お姉ちゃんみたいな人」


「そっか…てか、沙穂寝たな」


さっきから静かになったと思ったら寝てたんだ


「ただいま」


「お帰りなさい。瑠夏ちゃんお疲れ様。」


丈瑠君のお母さんが出迎えてくれた


「ただいまです。ごめんなさい、遅くなって…」


「気にしなくて良いのよ。先にお風呂入って来たら?」


「はい、そうします」


丈瑠君のお母さんは沙穂ちゃんを抱いて寝かしに行ってしまった