【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏ちゃん、何かあった?橋村さんも心配してたみたいだから。」


仁菜さんには話しても大丈夫かな?


「親と喧嘩しちゃったんです。それで居場所がなくて出て来ちゃいました」


「今は何処にいるの?」


「今は…理由を話して友達の家に居させてもらってます。」


「あたしに言ってくれれば良かったのに…何かあったら頼っても良いんだよ」


…ありがと。仁菜さん


「仁菜さんには此処でもお世話になってるし…」


「瑠夏ちゃんは妹みたいなものだから許すの。」


あたしの頭をポンッと叩いた


「2人とも掃除終わったらちょっと来てくれるかな?」


遠くで叫ぶ橋村さん。


「はーい。分かりました。ある程度終わったし戻ろっか?」


あたし達は橋村さんがいる場所へと向かった