----トントン


来たのかな?


「失礼します。今西先生、話って何でしょうか?」


「瑠花のことでちょっと聞きたいの。」


……やっぱりね


「捺稀、ここで勉強しててくれる?」


「はい。分かりました」


あたし達は今西先生に隣の教室へと誘導された


「瑠夏、貴女また喧嘩したのね。」


「先生知ってるの?」


「当たり前。貴女のお母さんかり電話掛かって来たのよ。」


……全く。心配性なんだから


「あたし、しばらく家には帰りません」


「途中でお父さんにも変わってもらって話しをしたら小野寺っていう人の家に居るって聞いたからさ」


お父さん、居場所を教えたんだ。


「確かに俺ん家に居ます。散歩してたら会ったんで。」


丈瑠君は簡単に説明してくれた