【完】優しい彼の温もりに包まれて

「山岸と若松。ちょっと良いか?」


多川先生から呼び止められる


「何でしょうか?」


「お前ら2人屋上の使用許可出たから…」


「「そうですか」」


2人の声がハモった


「でも、先生…どうしてあたしまでOKなんですか?」


何も言ってないのに…


「今西先生が頼み込んでたからな」


…なるほどね


「じゃあ、さっさと教室戻れよ」


それだけ告げると多川先生は去って行った


「瑠夏、良かったね?」


後で今西先生にお礼言わなきゃ…


「あっ、いたいた!!瑠夏ー?」


声がしたので後ろを振り向く


「今西先生、おはようございます。どうしたんですか?」


「ちょっと来てくれるかしら?」


「わかりました。捺稀も一緒で良い?」


1人だと可哀相だから…