そこにいたのは、多賀峰だった。 いつの間に来たんだ? 「大丈夫ですか?」 いや、大丈夫だけど。 「ビックリするから、いきなり来るのやめて…」 俺は自分の頭を片手でおさえた。 「ちゃんと名前、呼びましたよ」 プクッと口に空気を溜める多賀峰。 怒ってるんだろうけど、怒ってるように見えねぇ。むしろ可愛い。 「呼んでた?」 と、隣にいる波人に聞く。 「うん♪はっきりとね、久しぶりあかりちゃん」 波人はニコッと多賀峰に笑顔を向ける。 「久しぶりです、三条院先輩」