スターフィッシュ‼︎

「亮のやつ、俺にライバル心持ってるから、どーせ、俺のバンドのボーカルを手なずけて優越感に浸りたかっただけだろ。あーくだらねー」


へ? ってことは、

ツンツンヘアはあたしのこと好き、ってことじゃないのーー!?


だあああ、何盛り上がっちゃってたんだあたしは。

恥ずかしいーー!

あと、告られたの初めてだったのにぃ。

ちょいショック。。


「それよりもな、あんなやつより、俺様の方が100倍格好良いだろ!? 何でお前はあんなクソに惑わされてるんだよ!」


そう言って、王子はあたしの頭をぐわっしと掴み、

あたしに顔を近づけた。


ち、近い~!

心臓がバクバク鳴る。