「ああ、あいつか……」 王子がその人だかりに近づいていく。 ってか、ゲーセンという場所にあなたがいるの似合わないですからー!! あたしも、その人だかりをかき分けて王子のそばへ向かった。 す、すごい……!! そこには、ドラムの音ゲーを 高速に、正確に、派手に叩く、 同じ学校の制服の ……メガネデブがいた。 う、汗が飛び散ってる~。