…………。
「プハハハッ、お前、マジ男慣れしてねーんだな! 本当に高2か!?」
……はい?
目を開けると、腹を抱えて大爆笑をしている王子の姿があった。
笑い声があたり一面に響き渡る。
はぁあああ!?
とバカにされたようで、イラっとしながらも、
王子の満面の笑顔を見たのは久々だな――
一番はじめ、学校の屋上で、王子に呪いのメロディーを歌った時以来かな、とも思った。
唇を尖らせるあたしに構わず、王子は笑い続けている。
ううう、その笑顔は反則ですよぉ。
流星群が急遽押し寄せたかのように、まぶしすぎますよぉぉ。

