ぐおーーー! ごかーーー! 真っ暗な部屋の中、それぞれ布団を敷いて寝始める。 ぐおぉぉおお! ごかぁぁああ! ――ふがっ!×2 あああああ! 寝れねぇーーーー! ゆーたと良夫さんのエンドレスないびきハーモニーのせいで、 あたしは全く寝つけずにいた。 入口近くで寝ている王子の方からも、何度も寝がえりを打つ音が聞こえてくる。 「……王子も寝れないの?」 「ああ。あいつら寝てる時までグル―ヴ作ってるんじゃねぇよ……」