次の日、
「おはよー、昨日はごめんね。でもありがとうー」
と、隣の席のゆーたに声をかけると、
「お、おぅ」
と、歯切れの悪い返事が返ってきた。
んん?
何か冷たいぞ。
「お前、そーいえば、膝大丈夫?」
携帯をいじりながら、あたしの方を見ないでゆーたはそう言った。
「大丈夫だよ、絆創膏で隠れるしすぐ治るって。てかケガしたままステージに立ったら、王子に絶対怒られるしー!」
とあたしが言うと、
ゆーたは一瞬、あたしの方をちらっと見た。
「……あーそーだよな」
再び携帯をいじりながら歯切れの悪い返事をしていた。
そして、ゆーたはそのまま午前中のうちに授業を抜け出しどっかに行ってしまった。
もー! ゆーたのやつ、ちゃんと更生したんだから、
授業くらいちゃんと出ればいいのにー!

