ドタバタ、と住宅街に2人の足音だけが響く。 後ろは追ってきていないようだ。 「ゆーた、次のとこ右行ったらコンビニあるしそこに逃げよう! 大通りで明るいし!」 「おーサンキュ。 お前、転ぶなよ!」 「はいぃぃぃ」 ゆーた走るの早いーーーっ。 「悪ぃ、大丈夫?」 そのコンビニの近くには24時間営業のイオンもあるため、 普通の仕事帰りらしい車が多くあった。 「ぜーぜーぜー、ウッホ、ゲホゲホ」 ヒーヒー言いながら、駐車場の車どめにあたしは座った。