すると、ギャル男がふらふらと立ち上がりながら 「お前、まさか北町のチームの……」 と呟いた、 と同時に。 「やっべ、バレる! おい逃げっぞ‼︎」 ゆーたが慌ててそう言って、あたしの腕を掴んでダッシュした。 「ええええ!?」 何が何だかわからないままに、 ゆーたに手を引っ張られながらあたしも全速力で走った。 ――相変わらず、手、冷たいなぁ。 必死でダッシュしながらも、あたしはゆーたの手の感触を感じていた。