「じゃーまた明日ねー!」 そう言って、あたしは手を振りながら横断歩道を渡ろうとしたが、 ゆーたは急にあたしの手首を掴んだ。 「待てよ、お前送ってくわ」 ゆーたは軽くあたしを歩道に引っ張り戻す。 その腕の力にちょっとびっくりした。