「はい!今日の分!」 次の日、登校したばかりの私の前にはあの満面の笑顔。 「…いらないって言ったよね?」 「うん、だからオレンジ!」 あぁ、カフェオレじゃないってことね。 私は仕方なく受け取る。 「………………ありがとう」 「俺ね、オレンジジュースって1番好きなんだよね!凛ちゃんもとうとうオレンジの魅力に気付いたか~」 そんな事を言う佐藤奏はきっと知らないんだろう。 私がオレンジジュースが苦手だって。