「もう寝るの?」
布団に入って来た真に再びすり寄って、分かりきった質問をする。
案の定返事は返って来なかった。
その代わり、「明日…」と真が口にする。
「明日?」
「電気代えるか」
「電気?」
「切れてた」
「切れてた?」
「……」
返事が返って来ないと言うことは、真の中では会話は終わったらしい。
疑問系で終わる会話って!!
要するに、わたしの部屋の電気が切れてたから明日新しいのに代えてくれるって事だよね。
お化けの仕業で電気が消えたって訳じゃないって事だよね。
真はトイレに行ったついでにわたしの部屋の電気を見てきてくれたらしい。
安心したわたしは真に抱き付いていつの間にか眠っていた。


