「そうだね。じゃあ今度玉子焼きの作り方を教えてあげようね」

「うん!じゃあ明日!明日教えて!」

「はいはい」


おばあちゃんはそう言って笑うと、わたしの取り皿に玉子焼きを乗せてくれた。


よし!明日は玉子焼きをマスターするぞ!


「あ、真は台所に来ないでね」

「なんでだよ」

「だって、野次飛ばすでしょ」

「飛ばさねえよ」


いや、絶対飛ばす。

ヘタクソだの何だの絶対言われる。

目に見えてる。


「いいから来ないで。出来てからのお楽しみ」

「そうかよ」


むふっ。

明日楽しみだな!