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いつも通りに仕事をこなし終わった。



雪詩は更衣室に向かい、着替えを済ませた。

「雪詩ちゃん、お疲れ〜」
雪詩より1つ上の同じバイト仲間の莉菜(リナ)さんが、声をかけてきてくれた。


「お疲れ様です」
ペコリと会釈をすると、莉菜さんが雪詩の顔を覗き込むように見つめると、急に心配そうな表情をした。


「ー大丈夫?顔色悪いよ…昨日、欠勤したのも、具合悪かったから何でしょう?…あんまり無理すんなよ〜」


雪詩の肩をポンポンと軽く叩くと、

「じゃ、お先に失礼しま〜す」と言って、更衣室から出て行った。


ーー莉菜さんに言われるまで気づかなかった。



相当無理してたんだな。私は……色々と。