あたしの大きい声にるいは
びっくりしたみたいで持っていた本を落としてしまった




「違くて……あたし、嬉しかったの」




「………………へ?」




「嬉しかったの!助けてもらって!」






「え、でも、お前……余計なお世話だって………」





「………照れ隠し」




「じゃあ………昨日の事、怒って ない?」




「…うん」




「俺の事嫌いになってない?」



「……それは…」