幼いある日。
私は,聞いた――。



『ねぇ!
運命って,あるの??』



小さい頃は,信じてたの……。


貴方が迎えに来てくれるんだって………



でも,言われたの。



『運命なんてね?
この世に存在しないわ。

それにね?
永遠なんてモノもないのよ。』



この時はその言葉の意味も理解できなかったけど,私はそれが正しいと思っていた。



運命なんてない―――。

永遠もない――って。



その考えの過ちは,貴方が気づかせてくれた――。



運命も永遠も,
信じていれば必ずあるんだって……貴方が気づかせてくれたんだ。



ねぇ,どこにいるの?
いつ,私に逢いに来てくれるの――??



あの日にくれた,片方の星のピアスをつけて………



『約束だよ??』