クローバー




「なんか…思い出すと無理矢理押し付けた感がするな…」



はぁ…と小さなため息をつく



これからは違った日々を送ることになるんだ



学校には通わず、病院での生活


毎日参加していた部活で体を動かすことはもうない



みんなと一緒に野球をすることはない



「なんか…淋しいな…」



自分で決めたとはいえ、何か心残りがある



「これも病気に勝つためだ…」



拳を空に突き上げる



頑張る…



頑張るんだッ