「さて…行くか」 ベッドとから降り、扉に手を掛けた お母さんが居る場所は多分この前と同じ所 病室を出ると窓から差し込む夕日が幻想的だった 白い壁がオレンジ色をしていた 辺りには誰もいない 足を確実に前へ前へ進めて行った 押し寄せる不安を果梨の笑顔で吹き飛ばしながら