「えぇーと…菓子本菓子本…」



たくさんの本の中から「菓子本大百科」を探していた



「たくさんありすぎてわからんな…」



いざたくさんの本を目にしてもうどれでもいいか…という考えが強くなった



「んっ…なんだこれ?」



たくさんの本の中で1番分厚い本を手に取った



「医学大百科…」



胸がドクンと高鳴った



何故だか目が離せない
白血病とは聞いたことがあるが、よく知らない



よくドラマで取り上げられていたから大体は分かっている。
ドラマでは白血病の人物は必ず…死んでしまっている



医学本の目次を開いた



幸い、大百科部類の本が置いてある場所は本棚と本棚が密集しており、誰もいなければ、誰にも見えない所にあった



「えっと…あっあった。106ページか…」



目次から白血病の欄を見付け、106ページを開く



「…白血病…」



静かな声で読んでいく