キーンコーンカーン
授業の終わりを告げるチャイムが鳴った
教室からクラスメートが出ていく
今日の授業はこれで終わり
先生に呼ばれた者や部活に急ぐ人、家に帰る人様々だ
しかし、授業のような静けさはなく、活気溢れていた
「茜!!何突っ立ってんだよ」
隣で一緒に立たされていたはずの果梨はいつの間にか教室の中にいた
「行動早ッ」
「何?よく聞こえね〜」
「何でも〜それより…図書室行こ」
あたしも遅れをとるまいと教室に入り、荷物をまとまた
「おう」
「ほら、一希も」
椅子に座っていた一希の腕を取り無理矢理引っ張る
「分かった!分かったから…離せって!転ぶだろーが!!」
ゆっくり腕を離してあげた
そして、3人一緒に図書室へと向かった

