「うわっ降ってきた〜」



今は5時間目



古典の授業中



「ほんとだ…図書室決定だな…」



あたしは果梨と同じクラス



「残念ながら図書室だ」



ちなみに一希も一緒



果梨とは隣同士で一希はあたしの後ろの席



「はぁ〜退屈だ…」



「何が退屈ですって?」



背後から声がする



「あ…あ…芦屋先生…いや…なんでも」



「もう遅いです」



廊下を指差している



またやっちまった…



入学してからこれが何回目だろう…



「お前馬鹿じゃねーの?」



果梨が口パクで言ってきた



くっそ〜



果梨の頭を叩こうとしたが…