「茜ちゃん。何してんの?」



「何って…悪いやつがいないかの見張り?果梨こそ何その恰好?」



「僕ね…野球するんだ」



「野球?」



「そう。とってもかっこいいんだから」



「へぇ〜」



「茜ちゃん全然分かってないでしょ…」



「だってつまんなそうだし」



果梨に急に手を掴まれた



「なにすんの!!はーなーせー」



「やだっ。」



離されることはないまま、気が付けばグラウンドに来ていた