クローバー




「着いたぞ」



家に着いた頃には日が暮れていた



「やっと着いたか〜」



軽く背伸びをする



「茜早く家に入りなさい」



「はーい」



お母さんに促されながら家に入る



数時間前



尾崎先生から許しを貰った



「入院の件ですが…いいでしょう」



「先生!!ホントにッ」



「ただし」



茜のまえに指を立てる



「3日です。茜さんの病状は今でも確実に進行しています。これからを考えるのなら、3日が限界であると言えます。」



先生の返答に応じた後、尾崎先生に向かってVサインを送る。



「3日後、よろしくな先生!!」