どれくらい寝ていたんだろう ふと目を覚ますとお母さんの姿が見当たらなかった 「検査の結果でも聞きに行ったのか」 そう思ってまた目を閉じようとした でも… 「あれ?もう点滴終わったんじゃねー」 容器の中はカラになっていた しかし、点滴針は刺さったまま 「しょうがないな…看護師さんに抜いてもらおう」 重い体を起こして病室を後にした あいにく茜のいた病室の近くには誰一人看護師さんがいなかった 「ったく…こんな時に限っていないんだよな。上いってみよう」 重い体を奮い立たせ、階段を昇って行った