あたしも美羽も涙を流していた


さよならホームラン



やったね、果梨…



ダイアモンドを走っている果梨は眩しくて



かっこいいとも思った



塁を回り終わった果梨をチームメイトが手荒く迎える



「ゲームセット」



あたしはこの感動は忘れない



忘れることは出来ないっていったほうが妥当かもしれない



だって、甲子園に行けるんだもん



「約束守ってくれてありがとう…」



あたしはテレビに映る果梨に向かって呟いた