「俺達がいます」



その手はがっちりとしていて、強かった



「そうだぞ果梨」



「!!」



背後から肩を抑えた人が目にはいった



一希…



「俺はお前を信じてる。お前なら出来る…」



一希…



握った拳に力が入る



「果梨、胸張って打席に入れ。お前なら大丈夫だ」



一希は俺のバットを差し出してくれた



俺はそのバットを受け取った