「あたし、今みんなのところには行けないけど…見てるから。みんなの試合、見てるからね。自分達が悔いのない試合をして…」



茜のコトバが胸に突き刺さる



茜…



「頑張ります。だから、見てて下さい」



みんなの目に炎が宿った



茜のコトバは凄い



これほどまでに心を動かされる


「果梨…」



俺の名前が呼ばれた



「何だ?」



「あんたに言いたいことがある」



言いたいこと?



俺はスピーカーのスイッチを切った