茜の声は本当に申し訳ない声をしていた



「謝らないで下さい!!」



誰かが言った



「茜先輩が元気に帰って来てくれるだけでいいんです」



「槙原…」



その声の主が2年の槙原だと分かった



「そうです」



槙原のコトバに賛同するようにみんな頷いていた



「ありがとうね、みんな…。監督も」



茜は泣いているのだろうか?



茜の声が掠れていた