クローバー




「だって、あたしは妹だもの。妹が信じなきゃ誰が信じてあげるんですか?」



何か気持ちが晴れたような気がした



「そうだ、その調子だ」



えっ…



あたしの頭を撫でてくれた



「その調子なら俺が心配しなくても大丈夫だな…」



先生…



あたしを心配して…



「大丈夫です。それより、次の試合頑張って下さいよ」



あたしは笑って野球部の部室を後にした