「しかし、もし一致したとしても問題が…」 「何ですか、問題って?」 あたしより先にお姉ちゃんが答えた 「茜さんの体力が持つかどうか…それに、移植成功したとしても茜さんの体を異物だと攻撃してしまうことだってあります」 体が強張る もしかしたら お姉ちゃん… 「少しでも治る確率があったら、あたしはそれに賭けたい…」 お姉ちゃん 「あたしは死なない。帰るべき場所があるから」 その目は輝いていた