心配しないでと肩を叩かれた



そっか…



「なら、なにも心配ないね」



「あたし、お姉ちゃんに心配かけないし…」



出たぁ〜



美羽の嫌み



でも、今はその嫌みも愛おしい


「美羽」



「何?」



「大好き〜」



「なっ…ばっ、ばっかじゃないのっ?いいから試合見て記録しなさい。記録っ!」



美羽は、顔がりんごみたいに赤くなった



「はぁ〜い」



あたしはまたスコアブックに書き始めた