目が点になる 朝早いと言っても、運動部のほとんどは活動が始まっている それに加え茜の声はとても良い声色でよく響く っと考えると… 一瞬で顔が赤くなるのが分かった 「ふざけんなッ早く行けーッ」 美羽の気持ちとは裏腹に茜は手を振ってロッカーへ向かって行った 茜が去った今でさえ辺りが騒がしい もちろん原因は分かってる 「はぁ〜」 短くため息をついた 「なぁに?ため息なんかついちゃって」