「美羽…」



急に真面目な顔になって、真っ直ぐにあたしを見つめてきた



「果梨があたしに対してどんな事を言われたって平気。でも、もしかしたら美羽の心を傷付けてしまうかもしれない…」



お姉ちゃんの瞳は揺らいでいた


「それでも美羽は大丈夫?果梨に黙っていられる?」



あたしもお姉ちゃんの目を見る


「それがお姉ちゃんのお願いなんでしょ?」



お姉ちゃんが頷いた



「なら、約束する。絶対誰にも言わないって…だから、心配しないで」



「ありがとう、美羽…」